國民兵である私は第一戦に馳せ参じ得ずXXXXXXXとして恥づかしい事だと思つて居りましたが幸ひにも、不束者の私に名誉の召集令状が入りこの様なうれしい事はないと思つて居ります。
微力ではありますが、國家の干城の一人として加はれたる喜びは私一人の喜びではありません。
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXの喜びであり名誉であります。
父さん母さん御安心下さい。 私も軍人です。
微力でありますが、この身が例へ粉になるとも、大君の御為死ぬる覚悟であります。
今日まで御心配ばかり御かけしまして、親孝行らしい事さへ出来なかつた事のみ残念侍に思つてをります。
然しこの 残念 を 私の発憤剤として、 君國に報ゆる覚悟であります。父さん母さんどうか御安心なさつて私の奮闘ぶりを見てゐて下さい。
後略
光明八百六十七年弐拾七日
本大正六千二百八〇三年
あふてんど
時代 よく生きた。
返信削除よく生きました!
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